当社コメント
マンション管理組合の理事様より大規模改修工事の一環として、アンテナを交換する計画があるので見積りをお願いしたいというご依頼を頂きました。日程を合わせ、見積りの為の事前調査にお伺いしました。

八木式のアンテナにＢＳ/１１０度ＣＳアンテナとスカパー用ＣＳアンテナが設置されてあり、ＴＶＢＯＸ内にてブロックコンバーターにて混合されてありました。希望される更新工事は次の内容でした。

①八木アンテナを錆びにくいタイプに交換
②ＢＳ／１１０度ＣＳアンテナは４Ｋ対応へ交換
③既設のスカパー用ＣＳアンテナは現在は未使用なので撤去
④新しいＢＳ／１１０度ＣＳアンテナはスカパー用ＣＳアンテナの設置位置へ変更
⑤ＴＶＢＯＸ内にあるブースターや分配器等を４Ｋの対応製品に交換

この内容にて更新工事として設備の交換を行うことには問題はありませんでしたが、４Ｋ放送を受信するということにて説明をさせて頂くことになりました。まずは４Ｋ放送という新しいサービスは既存のアンテナでも受信出来る６チャンネルがあり、そのチャンネルの視聴のみで良いならばアンテナの更新工事は必要がないこと。

次に、今の既存アンテナは右旋円偏波のみ受信が出来、新しい放送チャンネルは左旋円偏波にて受信する方法になり４Ｋ対応アンテナというのは右旋、左旋の両方を受信出来るアンテナのことを示すこと。

なお、左旋円偏波を受信した場合、既存のブースター、分配器及び室内の壁面端子などにて電波が漏洩することにより、無線システム（Ｗｉ-Ｆｉ）等に妨害を与えたり、周囲の電波（電子レンジ）等が入り込み新４Ｋ放送の受信に乱れが発生する恐れがあることや、高い周波数の電波は既存のＴＶ用配線（同軸ケーブル）では減衰し、ブースターの設備の変更や、一部チャンネルの視聴不可の条件が発生する可能性があり、その為、定められた条件により、上記の設備を交換することになり、それによっては製品代、及び工事費が高額になること。

以上をお話すると、今回は４Ｋを受信することが最たる目的ではなく、古くなったアンテナを交換することであるので、アンテナのみの更新工事にてお見積りをさせて頂くことになりました。

ＵＨＦアンテナはステンレスタイプと２Ｋ４Ｋ８Ｋ対応ＢＳ／１１０度ＣＳアンテナの更新工事となりました。アンテナを設置し、電波の漏洩がおきないように、ＴＶＢＯＸ内にてローパスフィルターという部材を使用して施工を行いました。１２階、８階、４階のＴＶＢＯＸにて電波を測定し、ご確認を頂きました。

地デジレスキューはマンション様の４Ｋ対応工事もお受けしておりますので、お気軽にお問い合わせ下さい！